1.タンパク質とは何か?
タンパク質(英語:Protein)は、筋肉・皮膚・髪・内臓・ホルモン・酵素など、体のあらゆる組織をつくる材料となる栄養素です。
三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)のひとつであり、「体づくりの中心的役割」を担う非常に重要な存在です。
2.タンパク質の主な働き
(1)筋肉の合成と維持
タンパク質は筋肉の材料です。筋トレや運動後にしっかりとタンパク質を摂取することで、筋肉の修復と成長が促進されます。
(2)免疫力の維持
抗体や免疫細胞もタンパク質でできており、風邪や感染症に強い体を保つには欠かせません。
(3)ホルモンや酵素の材料
インスリンや成長ホルモンなど、多くのホルモンはタンパク質から作られています。代謝や成長、ストレス対応にも関わる重要な役割です。
(4)肌・髪・爪の健康を保つ
コラーゲンやケラチンなど、美肌・美髪・丈夫な爪にもタンパク質は必須。不足すると見た目にも悪影響が出ます。
3. どれくらい摂ればいい?一日の必要量
一般的に、体重1kgあたり1gのタンパク質が最低限必要とされます。
例)体重60kgの人 → 最低でも60gのタンパク質が必要。
筋トレやスポーツをしている方、ダイエット中の方は 1.5〜2g/kgを目安にすると良いでしょう。
4. タンパク質が不足するとどうなる?
・筋肉量の減少(基礎代謝の低下)
・疲れやすくなる、免疫力が落ちる
・肌荒れや髪のパサつき
・集中力の低下やイライラ
特にダイエット中にカロリーばかりを気にしてタンパク質が不足すると、リバウンドしやすい体になってしまうので注意が必要です。
5. 効果的な摂取タイミング
・朝食時:寝ている間に分解された筋肉を回復
・運動後30分以内:筋肉の合成が最も活発なタイミング
・就寝前:寝ている間の回復に役立つ(カゼインなど吸収のゆっくりなタイプが◎)
5. ダイエット中こそ意識したい「高たんぱく・低脂質」
脂質や炭水化物を控えるだけでは健康的なダイエットはできません。
筋肉を落とさずに痩せるには、たんぱく質を十分に摂ることが大切です。
高たんぱく・低脂質の代表食品
・鶏ささみ、鶏胸肉
・ノンオイルツナ
・ギリシャヨーグルト
・ホエイプロテイン
まとめ:タンパク質は「健康」と「キレイ」をつくる栄養素
筋肉をつけたい人も、ダイエットしたい人も、美容を意識している人も
すべての人にとってタンパク質は欠かせない栄養素です。
食事だけで摂りきれない場合は、プロテインなどの補助食品を上手に活用するのもおすすめです。